カゼミロ加入で序列の低下が懸念されるマンUのフレッジ 中盤の戦力向上により、むしろ彼の株は上がる?

カゼミロの加入が追い風となるのか photo/Getty Images

直近のリヴァプール戦ではスタメンから外れた

レアル・マドリードからMFカゼミロを獲得できたことにより、中盤のクオリティが一気に上がることになりそうなマンチェスター・ユナイテッド。当然、その影響で出場機会が減ることになる選手もいるはずだが、MFフレッジにはむしろそれがプラスに働くかもしれない。

MFポール・ポグバやMFネマニャ・マティッチが退団したことにより、人員不足となってしまったマンUの3列目。それでもエリック・テン・ハーグ監督は、プレミアリーグ開幕戦から積極的にMFクリスティアン・エリクセンを3列目で起用しており、プレシーズンで重用されたフレッジやMFスコット・マクトミネイの序列は下がっている。

そこにカゼミロがやってくるとなれば、カゼミロとエリクセンの2ボランチや、カゼミロがアンカー、エリクセンとMFブルーノ・フェルナンデスがインサイドハーフの[4-3-3]などが想定できる。彼らにコンディション面の問題などが発生しない限り、フレッジやマクトミネイにはなかなか出番が巡ってこないだろう。

それでも、英『Manchester Evening News』は、フレッジが非常に価値のある選手だと主張。彼のチームへの献身的な姿勢を称えており、今年に入ってから彼が残したこのようなコメントを紹介している。

「自分が最高の選手ではないこと、最もテクニカルな選手ではないことはわかっている。でも、僕はピッチに立つたびに、自分の血と命を捧げている。ブラジル流に言えば、アーティストが演奏するためのピアノを担ぐということなんだ」

さらに同メディアは、カゼミロの加入によってフレッジの株が上がる可能性についても言及。たとえ出場機会が減ったとしても、他の選択肢がないために無理に起用されるといった機会が減り、彼のスタイルに合った試合でのみ起用されるのではないかというメリットをあげている。

ブラジル代表では、カゼミロとフレッジが共に中盤を支えている機会も多く、フレッジにとってはその点も追い風となるだろう。これまでマンUで見せていた以上のパフォーマンスを発揮することもあるかもしれない。

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