冨安&ティアニーは約7ヵ月ぶりの同時出場 アーセナルが手に入れた守備陣の厚い層

レギュラーを取り戻せるか photo/Getty Images

念願の復帰を果たした冨安

プレミアリーグ第2節で、レスター・シティをホームに迎えたアーセナル。FWガブリエウ・ジェズスが2ゴール2アシストの大活躍を見せたが、その他にもDF冨安健洋の復帰という嬉しいニュースがあった。

昨季は左から、DFキーラン・ティアニー、DFガブリエウ・マガリャンイス、DFベン・ホワイト、冨安の並びがベスト布陣となっていたアーセナルのディフェンスライン。しかし、ティアニーや冨安は負傷離脱していた期間も長く、4人全員が常時顔を揃えていたわけではなかった。

しかし、今季はDFオレクサンドル・ジンチェンコという実力派左サイドバックをマンチェスター・シティから獲得し、DFウィリアム・サリバもマルセイユからローンバック。先月に行われたチェルシーとのプレシーズンマッチから今回のレスター戦まで、4試合連続でジンチェンコ、マガリャンイス、サリバ、ホワイトの4人がスタメン起用され、安定した守備を見せている。

そんな中、前節のクリスタル・パレス戦では、ティアニーがジンチェンコに代わって後半途中から投入。左膝を手術した影響により、アーセナルでは3月以来となる公式戦出場となった。

そして今回のレスター戦では、75分から冨安にも出場機会が与えられ、ティアニーは77分から2戦連続の途中出場。1月に行われたリーグ杯リヴァプール戦以来、半年以上の月日を経て、冨安とティアニーが同時出場を果たした。

アーセナルファンにとっても、ミケル・アルテタ監督にとっても両者の復帰が喜ばしいことは間違いないが、これによってディフェンス陣のポジション争いは激化する。右SBは主に冨安とホワイトが争うと見られ、左SBはティアニーとジンチェンコ、CBはマガリャンイス、サリバ、ホワイトの3人がメインで起用されるだろう。

リーグ戦と並行してヨーロッパリーグも戦うことを踏まえれば、これくらいの層の厚さが理想的かもしれないが、ベスト布陣はどのような並びになるのか。SBのレギュラーとしての地位を取り戻すためにも、冨安とティアニーは、再び自身のクオリティの高さをプレイで証明していきたいところだ。

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