ついに“無所属期間”は1年を超える 天才かと思われたメキシコの悩めるレフティーは今

メキシコ代表で長く活躍したドス・サントス photo/Getty Images

同世代は今も活躍を続けているが……

メキシコ代表として100試合以上に出場し、同国にとって特別な才能と考えられてきたレフティーアタッカーがピッチから遠ざかっている。

昨年4月の出場が最後となっているのは、33歳のFWジオバニ・ドス・サントスだ。

バルセロナのカンテラに在籍していた経験も持つドス・サントスは若い頃より有名な存在で、メキシコ代表では10番を任されて2014年のワールドカップ・ブラジル大会でも活躍。その才能は高いレベルにあった。
しかし、昨年6月よりドス・サントスは無所属のままになっている。2019年からは母国メキシコのクラブ・アメリカでプレイしていたのだが、その契約が昨夏に満了。1年経った今もフリーの状態が続いている。

最後の出場は昨年4月のティグレス戦となっており、『as』も「現状は奇妙」と注目している。

世代の近いところでは32歳のMFエクトル・エレーラ(ヒューストン・ダイナモ)、33歳のFWカルロス・ベラ(ロサンゼルスFC)、34歳のFWハビエル・エルナンデス(LAギャラクシー)などMLSで活躍を続けているが、彼らとともに特別な世代と考えられてきたドス・サントスは異なる状況にある。

メキシコ代表としても2018年のワールドカップ・ロシア大会グループステージ第2節の韓国戦での13分間が最後となっており、すっかり忘れられてしまっている。

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