プレミアに“5人しか”イングランド人監督がいない問題 育たぬ自国の指揮官

アストン・ヴィラを指揮するジェラード photo/Getty Images

世界的名将は出てくるか

世界最高峰のリーグの1つであるイングランド・プレミアリーグには、優れた選手・指揮官が集まる。指揮官も名将と呼ばれる人材が集まってくるが、イングランドにとっては課題もある。

イングランド人監督が少なすぎるのだ。今季開幕時点でイングランド人監督が指揮を執っているクラブは5チームしかない。アストン・ヴィラ(スティーブン・ジェラード)、エヴァートン(フランク・ランパード)、ブライトン(グラハム・ポッター)、ニューカッスル(エディ・ハウ)、ボーンマス(スコット・パーカー)のみだ。

しかもこの5クラブは優勝を争うようなクラブではなく、ビッグ6と呼ばれるクラブはすべて外国人監督にチームを任せている。ジョゼップ・グアルディオラ、ユルゲン・クロップ、アントニオ・コンテなど世界を代表する名将が揃っていて、現状イングランド人監督はここに割って入ることが出来ないでいる。

例えば今季のイタリア・セリエAなら外国人監督は3人しかいない。ドイツ・ブンデスリーガは18チーム中13チームがドイツ人監督だ。プレミアリーグにおけるイングランド人監督の割合はかなり少ない。

現在イングランド代表を指揮しているのはイングランド人監督のガレス・サウスゲイトで、やはり代表チームは自国の監督に任せたいと考える国も多いだろう。理想としてはプレミアリーグで結果を出しているイングランド人監督に代表チームを任せたいところだが、今のところサウスゲイトの後継となり得るイングランド人監督は見当たらないか。

最近はジェラード、ランパードといった黄金世代と呼ばれた青年監督が続々と出てきており、現役時代にワールドクラスと呼ばれた彼らがトップクラスの指導者になることに期待したい。

まずはプレミア制覇だ。今のプレミアリーグが開始した1992-93シーズン以降、イングランド人監督が優勝した回数はゼロである。最後の優勝はフットボールリーグ時代のリーズ・ユナイテッド(1991-92)まで遡る。当時リーズを指揮していたのはイングランド人監督のハワード・ウィルキンソンだ。

今のイングランド代表もタレントは豪華だが、サウスゲイトの手腕には疑問の声もある。イングランド人監督から世界的名将が誕生し、その人物に代表を託すのが理想的だ。

その可能性を感じさせる人物は出てくるか。今季のイングランド人監督5名の頑張りに期待したい。

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