デ・リフト到来で加速するバイエルンの《3-4-1-2》 レヴァンドフスキの穴埋める2トップは誰だ

中央でも輝いてほしいニャブリ&マネ photo/Getty Images

戦術家ナーゲルスマンの選択に注目集まる

FWロベルト・レヴァンドフスキ退団の衝撃をどうコントロールしていくのか。バイエルンの青年指揮官ユリアン・ナーゲルスマンは難しいミッションへ臨むことになる。

独『TZ』によると、プランの1つに挙がっているのが3バックシステムだ。まだ中盤の構成は予想しづらいが、[3-4-1-2]が1つのプランとして浮上している。

3バックはユヴェントスからDFマタイス・デ・リフト獲得に成功したこともあり、リュカ・エルナンデス、ダヨ・ウパメカノ、バンジャマン・パヴァールと選択肢が広がっている。デ・リフトの獲得はかなり大きなプラスだ。
中盤はダブルボランチとするなら、ドイツ代表のジョシュア・キミッヒとレオン・ゴレツカがファーストチョイスではある。気になるのはゴレツカが左ひざの手術を受けるため、開幕に間に合わない可能性があることだ。アヤックスからは若いライアン・グラフェンベルフを迎えているが、早々にフィットするだろうか。

ウイングバックは左にアルフォンソ・デイビス、右にはアヤックスから加えたノゼア・マズラウィがいる。この2人の攻撃は脅威だ。

トップ下はトーマス・ミュラー、あるいは若いジャマール・ムシアラ、そして気になる2トップはサディオ・マネとセルジュ・ニャブリがファーストチョイスだ。レヴァンドフスキが抜けたこともあり、1トップにこだわり続ける必要もないだろう。2トップも面白いオプションだ。

気になる点があるとすれば、キングスレイ・コマン、レロイ・サネのウイング2人をどう活かすか。このシステムでは[4-3-3]と違ってウイングポジションが存在しない。ウイングバックに回す手もあるが、守備面は気にかかる。

2トップに切り替えるプランは面白そうだが、果たしてナーゲルスマンは開幕へどのシステムを組んでくるのか。ホッフェンハイムやライプツィヒでも3バックは使用していただけに、戦術家として知られるナーゲルスマンの手腕に注目が集まる。

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