ストライカーもオランダ化? ユナイテッドが関心を寄せるブライアン・ブロビーとは何者か

昨季の後半戦はアヤックスでプレイしたブライアン・ブロビー photo/Getty images

補強候補のほとんどがオランダ出身の選手だ

エリック・テン・ハーグがマンチェスター・ユナイテッドの監督に就任し、補強第1号としてフェイエノールトからDFタイレル・マラシアを獲得した。オランダ代表の選手であり、この夏にユナイテッドが狙っている選手はみなオランダと関係していることが多い。バルセロナのフレンキー・デ・ヨングもオランダ出身であり、テン・ハーグはユナイテッドのオランダ化を目指しているのだろう。

独『Kicker』によるとユナイテッドはライプツィヒのFWブライアン・ブロビー獲得を目指しているようだ。アヤックス出身のストライカーで、獲得となればさらにオランダ化が進むことになる。

アヤックスのBチームで得点を量産し、その後トップチームデビューとなったブロビー。勢いは止まらずトップチームでもゴールを決めるが、アヤックスとは契約を更新せずフリーでライプツィヒへ。しかし適応できずドイツ初年度は失敗に終わっており、昨季のシーズン後半戦はアヤックスに期限付きで復帰し、397分のプレイタイムで7ゴールを挙げる大活躍を見せている。
「ブライアンは大きな才能を持っていて、身体能力が高いスピードのあるストライカーだ。ドリブルが武器であり、守備面での貢献度も高い」

現在はバイエルン・ミュンヘンを指揮するユリアン・ナーゲルスマンは過去にブロビーについて独『Kicker』でこう語っている。続けてインテルのロメル・ルカクを彷彿とさせるものがあるとブロビーの武器であるフィジカルの強さについて言及しており、かなり評価は高いといえる。

ナーゲルスマンからの称賛もあってそのポテンシャルは確かだといえるが、ライプツィヒで苦戦したように5大リーグでの活躍はまだ早いのかもしれない。PSVで得点王を獲得しユナイテッドに引き抜かれたメンフィス・デバイが活躍できなかったようにエールディビジからプレミアへ適応するのは難しく、近年の成功例は少ない。ただ指揮官は元アヤックスのテン・ハーグであり、活躍させられる自信はあるのだろう。

ライプツィヒはブロビー売却で1700万ポンドの利益を得たいと考えており、ユナイテッドであれば出せる額だ。クリスティアーノ・ロナウドの売却も報じられており、来季は誰がストライカーとしてピッチに立つのだろうか。

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