ミルナーの残留でリヴァプールは4冠獲得リベンジへ クロップの考えが36歳の決断を後押し

リヴァプールにとって重要な存在 photo/Getty Images

闘志溢れるプレイでチームを牽引

先日、リヴァプールと1年の契約延長を果たしたMFジェイムズ・ミルナー。2002年にリーズ・ユナイテッドでデビューしたこの選手は、プレミアリーグでのプレイを20年連続で続けることとなった。

36歳の大ベテランであるミルナーは、その鉄人ぶりを発揮して2021-22シーズンも大きくリヴァプールに貢献。全公式戦39試合に出場し、チームの2冠獲得に欠かせない存在だった。

リヴァプールとの契約延長が決まるまではその去就に注目が集まっていたミルナーだが、英『The Mirror』によれば、プレミアリーグのクラブやMLSを含む海外のクラブなど、計3クラブから獲得のオファーがあったという。その上でリヴァプールとの契約延長を選んだ理由をミルナーは明かしている。

「僕にとって最も重要なことは、自分がまだチームに貢献できると信じられるかどうかだ。(ユルゲン・クロップ)監督も自分の考えをはっきり言ってくれたし、それが契約延長の大きな要因になった」

さらにミルナーは4冠獲得をあと一歩のところで逃したチームについても触れている。

「昨季は僕らが望んでいたような結末にはならなかったけれど、並外れたシーズンだった。でもそれによって僕ら全員がさらなる成功を求め、よりハングリーになれると思う。もっと成功したいという気持ちが強くなったと思う」

現在のリヴァプールにはFWモハメド・サラーやFWサディオ・マネといったチームのトップスコアラーたちに移籍の噂が多く流れており、新シーズンに向けて不穏な空気が漂っている。彼らが退団するとなればチームにとっては大きな打撃だが、チームの精神的支柱であるミルナーは彼らと同等、もしくはそれ以上に替えが利かない存在。この36歳の残留が決まったことは、サラーやマネの残留以上にチームにとって大きな意味を持つのかもしれない。

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