アジアでスターになるはずが《138分間の出場》のみ…… 32歳迎えたガラスのレフティーFWはどこへ行く

オーストラリアでプレイしていたスタリッジ photo/Getty Images

リヴァプール時代は凄かった

2013-14シーズンにリヴァプールで見せた輝きは見事だったが、もうあの頃のパフォーマンスは戻ってこないのか。

サッカー界では怪我さえなければと悔やまれる才能の持ち主は何人かいるが、それを代表する1人と言っていいのが元イングランド代表FWダニエル・スタリッジだ。

2019年にリヴァプールとの契約を終えたスタリッジはトルコのトラブゾンスポルへ向かい、2020年3月にはトラブゾンスポルも退団。
そのスタリッジが次に向かったのがオーストラリアのパース・グローリーだった。昨夏にパース・グローリーと契約を結んだスタリッジにはオーストラリアサッカー界全体を盛り上げるスタープレイヤーとしての働きが求められていたのだが、盛り上がったのは最初だけだった。

リヴァプールやイングランド代表で活躍してきたスタリッジを見るべく当初は多くのファンがスタジアムに駆けつけたが、スタリッジはオーストラリアでも怪我に悩まされた。

結局出場は6試合のみで、合計138分間しかプレイしていない。パース・グローリー側としては大失敗の補強になってしまい、結局は今季での退団が決定。スタリッジ効果は一瞬で終わってしまった。

スタリッジは現在32歳。本来ならばまだプレイできる年齢だが、英『Daily Mail』は負傷が多すぎて獲得を渋るクラブが多数あると指摘する。ギャンブル的要素が強すぎるのだ。

リヴァプールでルイス・スアレスとコンビを組んでいた頃のパフォーマンスは衝撃的だったが、ガラスの天才のまま終わってしまうのか。

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