早くもドルトムントの積極補強が止まらない 次に確保したのはトルコの“エジル風MF”

来季からドルトムントでプレイすることとなったエズジャン photo/Getty Images

高いパスセンスに加えて、守備での奮闘にも期待

まだ2021-22シーズンは終了したばかりだが、現在のドルトムントは早い段階から来季に向けての補強に取り組んでいる。シーズン中には最終ラインにニコ・シュロッターベックとニクラス・ズーレの加入を発表し、前線ではカリム・アデイェミの補強にも成功。着実に戦力補強は進んでいると言っていいだろう。

そんななか、ドルトムントはまたも楽しみな新戦力を迎えることとなった。その選手の名はサリフ・エズジャン。今季はケルンでプレイしていたトルコ代表MFだ。独『Spox』によると、この取引で発生した移籍金は500万ユーロ(約6億8000万円)とされている。

21-22シーズンがケルンで公式戦31試合に出場し、インサイドハーフや中盤の右サイドを任されていたエズジャン。パス能力に秀でた選手で、トルコやドイツではそのキック精度の高さから“NEWメスト・エジル”と呼ばれることも少なくない。ドルトムントで最も期待されるのは今季限りでの退団が決定的となっているMFアクセル・ヴィツェルの役割だが、彼に関してはユリアン・ブラントのように柔軟な起用も可能だろう。
また、ケルンでは守備面でも頼りになる存在だったエズジャン。パスセンスに注目が集まりがちな同選手だが、今季ブンデスリーガではチームトップとなる51回のインターセプトを記録している(データサイト『SofaScore』より)。視野の広さと読みの鋭さを生かしたディフェンスは、これまで被カウンター時の守備に問題を抱えていたドルトムントにとって大きな助けとなりそうだ。

22-23シーズンからドルトムントの一員としてプレイすることになったエズジャン。備えている能力は高いはずだが、はたして彼は新天地でどこまで存在感を示すことができるか。まだ今季は終わったばかりだが、早くも来季の開幕は待ちきれない。

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