ピケ&ラモスに代わるDFリーダーを ヤングなスペイン代表のカギ握るは左のCBラポルトだ

昨年よりスペイン代表に加わったラポルト photo/Getty Images

守備と攻撃の組み立てに欠かせない

有望な若手を多く抱えるスペイン代表は今年のワールドカップ・カタール大会でも要注目のチームだが、センターバックには少々不安がある。

センターバックはジェラール・ピケ、セルヒオ・ラモスが長くコンビを組んできたが、ピケは代表を引退。ラモスも今はメンバーに入っていない。

しかし、アンス・ファティやガビ、ペドリなど楽しみな若手が続々と出てきている中盤から前線に比べ、センターバックの若手はまだまだ実力が不足気味だ。
バルセロナでプレイするエリック・ガルシアには期待が持てるが、まだ完成しているわけではない。現段階ではワールドクラスとは言えないだろう。ピケ、ラモスの後継者となるようなセンターバックはまだ育っていないのだ。

その中で、昨年にスペイン代表を選択したマンチェスター・シティDFアイメリック・ラポルトの合流は大きかった。世代別代表ではフランスを選択していたものの、昨年にスペイン代表を選択。プレミアリーグでも高い評価を得るレフティーのラポルトは足下の技術も高く、最終ラインを統率するスペインの新たなリーダーだ。

昨夏のEURO2020でも主力として戦っており、ラポルトがいなければ今のスペインの最終ラインは一気に層が薄くなる。

フランス代表が豪華すぎるがゆえのスペイン代表入りとなったが、今年のカタール大会でもスペインの中心となるだろう。

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