今季はELでも決勝トーナメントへ
今季リーガ・エスパニョーラで3位につけ、ヨーロッパリーグでもプレイオフでゼニトを撃破して決勝トーナメント進出を決めたレアル・ベティス。指揮官マヌエル・ペジェグリーニの下で充実のシーズンを過ごす彼らには、絶対に欠かせないベテランプレイヤーがいる。
40歳のFWホアキン・サンチェスもその1人だが、もう1人は35歳のメキシコ代表MFアンドレス・グアルダードだ。
2005年からプレイするメキシコ代表で170試合以上こなしてきたレジェンドは、今もベティスで主力の1人になっている。これまでデポルティーボ、バレンシア、レヴァークーゼン、PSVなど各国でプレイしてきたが、2017年に加わったベティスが最も充実した時間になっているのかもしれない。
出場試合数156試合はデポルティーボ、PSV時代も超え、クラブシーンではグアルダードにとって最多の数字だ。『CBS Sport』に対し、グアルダードはベティスが特別なクラブであると説明している。
「ここは特別で、情熱的だ。どれほど情熱的かを言葉で説明するのは難しいから、スタジアムにきてほしい。バレンシア、デポルティーボでもプレイしたし、バレンシアはスペインで重要と考えられているクラブの1つだ。でも、ベティスほどの魅力はなかったよ。ベティスのサポーターはどのスタジアムにもいるんだ」
クラブとの契約は今季限りとなっているが、35歳の今もトップレベルは維持できている。ヨーロッパリーグのプレイオフ・ゼニト戦1stレグでは貴重な得点も記録しており、スタメンでも途中出場でもチームに貢献してくれる。
チームはリーガでチャンピオンズリーグ出場権を獲得し、ヨーロッパリーグでは頂点を狙っていくだろう。ベテランのグアルダードはその目標に欠かせない選手で、169cmと小柄でもパワフルなプレイを続ける35歳の戦士を忘れてはならない。