今度こそプレミアで戦う準備は整った? チャンピオンシップで33ゴールを挙げるミトロビッチへの期待

フラムでゴールを量産するミトロビッチ photo/Getty images

どこまで記録を伸ばせるか

イングランド・プレミアリーグの得点ランキングではリヴァプールのモハメド・サラーが19ゴールで1位となっている。2位のチームメイトであるディオゴ・ジョタとは既に7ゴール差がついており、サラーが大きくリードしている。昨季の得点王であるハリー・ケインはここまで7ゴールと大ブレーキであり、今季はサラーで決まりか。

そんな1部の得点王争いをさらに面白くせる存在がイングランドの実質2部であるチャンピオンシップにいる。フラムのアレクサンダル・ミトロビッチだ。

ニューカッスルや現在のフラムでプレミアリーグの経験を持つミトロビッチ。18-19シーズンにはプレミアで11ゴールと素晴らしい記録を残した。しかしチームは降格。再び、プレミアの舞台に戻ったが、残ることはできず現在も2部でのプレイを強いられている。

フラムは2部で首位を走っており、このまま好調を維持できればプレミア昇格は現実的だ。ミトロビッチはゴールという形でフラムの勝利に貢献している。

ここまでは30試合で33ゴールと異次元の数字を残している。2部の得点記録は昨季ブレンドフォードでイヴァン・トニーが残した31ゴールであり、ミトロビッチは14試合を残して既に記録を更新している。

79分で1ゴールを決める決定力を持っており、フラムの総得点数81点に対しミトロビッチは約40%を一人で決めている。33ゴールすべてがボックス内からであり、彼のエリア内での強さがわかる。

しかし、これは2シーズン前の状況と似ている。19-20シーズンを2部で戦ったミトロビッチは41試合で26ゴールを記録。翌年は満を辞してプレミアに臨むもの出場できない期間もあり、3ゴールに終わっている。

今季どれだけ数字を伸ばしても、イングランドのトップカテゴリーでいるプレミアで数字を残せなければ意味はない。今季の昇格は可能性が高く、来季彼がどれだけ2部と同じようなパフォーマンスを見せられるのか注目だ(データは『SofaScore』より)。

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