チャナティップら“最強世代”でW杯への扉を開く 最終予選にも進めぬタイが描く2026年への夢

今年の東南アジア選手権を制したタイ代表 photo/Getty Images

勝負の4年間が始まった

悲願のワールドカップへ届くだろうか。2026年大会へ希望を抱いているのがタイ代表だ。

現在は2022ワールドカップ・アジア最終予選が行われているが、残念ながらタイは2次予選で敗退してしまった。最終予選にさえ進めていないのが現状だ。

ただ、2026年大会からはワールドカップの参加チームが32から48に増加することになり、アジア枠が現行の4.5枠から8枠まで増加する予定となっている。それだけチャンスがあれば、アジアの中堅国もワールドカップ行きの夢を見ることが出来る。

現在タイ代表を指揮しているのは、現役時代にアルミニア・ビーレフェルトやSVダルムシュタットでプレイしてきた45歳のブラジル人指揮官アレシャンドレ・ペルキングで、ペルキングも今のタイに可能性があると自信を抱いている。

2019年のアジアカップでは21世紀に入ってから初となるベスト16入りを果たし、昨年12月から今年1月にかけて開催されていた東南アジア選手権でも6勝2分で優勝するなど、一定の結果は出ている。

今後の課題は、いわゆる国外組を増やすことだ。今のタイはブリーラム・ユナイテッド、チェンライ・ユナイテッド、ムアントン・ユナイテッド、ポートFCといった国内クラブから大半の選手が選ばれており、海外でプレイしている選手が少ない。ペルキングもそこを気にかけているようで、理想のモデルとしては川崎フロンターレでプレイする28歳FWチャナティップ・ソングラシンだ。

移籍情報サイト『Transfermarkt』の市場価値ランキングでもタイ代表No.1のチャナティップは同国の希望であり、タイとしてはチャナティップのような国外組を増やしていきたい。日本サッカー界も口にしてきた個の力を高めることが2026年への課題となる。

アジア枠が拡大されることでチャンスが増えるのは間違いないが、チャナティップ世代はワールドカップへ届くのか。アジアで地道に強化策を取ってきたタイ代表にとって勝負の4年間であり、同国にとって特別な才能であるチャナティップ世代で何とか世界への扉を開きたい。

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