リヴァプールにとってこの上ない補強候補? 加入となれば大きすぎる“頑丈な中盤戦士”

リヴァプールが夏の補強候補にリストアップしているとされるベリンガム photo/Getty Images

ドイツで輝く“闘える18歳”

今季終了後、リヴァプールは中盤に新たな力を加えることとなるのだろうか。現在、各方面で夏の移籍市場における獲得に乗り出しているとされるのは、ドルトムントに所属するイングランド代表MFジュード・ベリンガム(18)だ。

昨夏にはMFジョルジニオ・ワイナルドゥムが退団したものの、その後は彼の後釜となる選手の補強なしに2021-22シーズンを戦っているリヴァプール。ハーヴェイ・エリオットやチアゴ・アルカンタラ、ファビーニョ、ジェイムズ・ミルナー、ナビ・ケイタといった実力者は揃っているものの、これらの選手にはやや離脱が目立つ状況となっている。万全を期すためには、もうひとり信頼できる中盤戦士が必要。昨今、現地ではそんな意見も目立つようになっていた。

そういうことであれば、たしかにベリンガムはうってつけの人材と言えるだろう。昨季のドルトムント加入以降、同選手が怪我で戦線を離脱したのは2回のみ。長期離脱は一度もなく(計17日間)、この男はまだ18歳ながらドルトムントですでに公式戦75試合に出場しているのだ。その頑丈さはまさにリヴァプールが求めている要素のはず。データサイト『SofaScore』によると、今季も彼はブンデストップとなる被ファウル数(55回)を記録しているが、負傷による欠場を記録したのは昨年11月の1試合のみとなっている。
そしてもちろん、ベリンガムはそのプレイスタイルもリヴァプール向きだ。身体のシルエットはどこか細長いイメージもある同選手だが、そのプレイぶりは実にアグレッシブ。球際の勝負に飛び込んでいく積極性はドルトムントの中でも際立っており、混戦のなかでボールを自分のものとする能力には目を見張るものがあると言っていい。ボールを奪った後は直線的にゴールへと向かうドリブルや、最前線で待ち受ける味方へと供給するパスの精度も高い。ユルゲン・クロップ監督が志向するサッカーにとっては、まさに理想的な選手だ。

加入となれば、リヴァプールにとってこの上ない補強となりそうなベリンガム。まだ先の話だけに今後どうなるかはわからないが、レッズにとってピタリとハマるピースであることは間違いないだろう。

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