ドイツへ挑戦した“バルサの逸材”がスペイン復帰へ 期待の若き新星が存在感を示すか

バレンシアでデビューを果たしたモリバ photo/Getty Images

バレンシアへの移籍を決めたモリバ

今季はシャビ・エルナンデス監督の下で多くの若手選手が躍動するバルセロナ。そんなチームの中で昨シーズン、いち早くトップチームでのプレイを勝ち取りながら、ブンデスリーガへの移籍を決めた男がイライシュ・モリバだ。ライプツィヒでプレイしていた19歳は今冬よりバレンシアへ復帰を果たした。

ロナルド・クーマン前監督時代に存在感を発揮したモリバは、リーガ・エスパニョーラで14試合1得点2アシストを記録。185cmの長身とスタミナを活かしたオールラウンダーである彼は、将来のセルヒオ・ブスケッツとして成長を期待されていた。

しかし昨季、クラブが提示した2022年6月に満了する契約を延長する交渉を、モリバは拒否。高額年俸を要求していたと各メディアでも報じられるなど、交渉は決裂し、最終的にはライプツィヒへ移籍することとなった。

しかしブンデスリーガでの適応に苦しみ、わずか2試合の出場にとどまった。今冬にバレンシアへのローン移籍が決まり、半年でのスペイン復帰が決定している。今季もここまで10位と苦しむバレンシアだが、モリバの加入で復調することができるだろうか。

ここまでは[3-3-2-2]のシステムを使用しており、同選手が加入となればアンカーやインサイドハーフでの出場となるだろう。このシステムはクーマン時代のバルサでも採用しており、モリバが起用されるようになるフォーメーションだった。モリバからすれば、経験のあるリーグと経験のあるシステムでの戦いとなり、非常に良い環境だろう。ここで昨季のような輝きを見せられれば、バレンシアで大きな存在感を示すことができる。

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