特にFWの補強は重要だ
期待されていた即戦力の補強はなくアーセナルの冬の移籍市場は閉幕している。特にFWはアレクサンドル・ラカゼットとエディ・エンケティアの2人となっており、どちらかが怪我での離脱となれば一気に苦しくなる。
そんなアーセナルだが、やはり来夏の移籍市場に期待がかかる。今冬で動かなかっただけに、夏に薄い選手層を厚くしたいはずだ。
英『The Sun』では来夏に大きな動きがあると予想しており、それはレアル・ソシエダのアレクサンデル・イサク、エヴァートンのドミニク・カルバート・ルーウィン、ウルブズのルベン・ネベスの獲得だという。彼らを獲得するには1億8000万ポンドが必要になると報じられている。
攻撃の主軸であるラカゼットとの契約が今季までとなっており、信頼できる2人のストライカーは欲しい。セルビア代表のドゥシャン・ヴラホビッチの名前も挙がっていたが、ユヴェントスへ移籍しており、イサク、カルバート・ルーウィンの2人が候補に挙がるのは必然だ。カルバート・ルーウィンは怪我での離脱の回数が気になるが、プレミア経験豊富であり、引き抜ければ大きい。
中盤もFW同様に補強は必須であり、同じくプレミア経験のあるネベスを獲得できれば頼れる存在となるだろう。配球力はピカイチであり、セットプレイで輝ける存在だ。彼以外にもレスターのユーリ・ティーレマンスの名前が挙がっており、どちらかを獲得できれば中盤の層は一気に厚くなる。
上記のような大型補強を行うにあたって豊富な資金が必要となるが、同じく英『The Sun』によればアーセナルからレンタルしている選手たちを売却すれば、1億500万ポンドほどの資金が作れるようだ。その中にはマルセイユにローン移籍しているウィリアム・サリバの名前も含まれており、彼を売るべきではないといえるが、来夏大型補強を行うのであれば余剰戦力は換金される可能性が高いだろう。
冬の移籍市場では無駄な出費を抑え、来夏に向けて既に動き出しているアーセナル。英紙のいう選手を獲得できれば理想だが、誰が赤色のユニフォームに袖を通すのだろうか。