夏に退団するインシーニェの後釜は誰になる ナポリがリストアップする“第一の候補”は

ナポリがリストアップしているとされるヤヌザイ photo/Getty Images

元マンUのドリブラーに関心か

クラブを象徴するアタッカーが今季終了後にチームを去るナポリだが、彼らは夏の移籍市場でその後釜にいったい誰を据えるのか。今季限りでイタリア代表FWロレンツォ・インシーニェが退団となる同クラブ。冬の移籍市場が閉幕したばかりだが、偉大な男の後釜確保にむけては早めに動き出したいところだ。

そんな忙しいナポリだが、現時点では何人かの候補をリストアップしている様子。伊『Gazzetta dello Sport』によると、なかでも現時点で同クラブが獲得に強い関心を示しているのは、今季スペインでプレイしているベルギー産のレフティーだという。

そのレフティーとは、レアル・ソシエダに所属するFWアドナン・ヤヌザイ(26)だ。かつてはマンチェスター・ユナイテッドで“NEXTライアン・ギグス”とも期待されていた同選手。残念ながらイングランドでその呼び名に値するだけの活躍を披露することはできなかったものの、現在の彼はソシエダの前線で重要な存在となっている。今季はここまで公式戦30試合に出場し、ドリブル成功数(33回:チーム1位)や成功率(58.93%:チーム2位)で印象的な数字を記録中。サイドから局面を打開する能力に関しては、インシーニェの後釜として悪くない選択肢と言えるだろう。
加えて、なにより注目したいのは獲得時の費用だ。スペイン『MARCA』によると、今季限りでソシエダとの現行契約が満了を迎えるヤヌザイは、まだクラブとの契約延長には至っていないとのこと。このまま行けばシーズン終了後にはフリーでの獲得が可能となるだけに、少しでも支出を抑えたいナポリはそういった観点からも彼に強い関心を示しているようだ。インシーニェと比べれば流石にネームバリューは落ちるものの、こうした側面も考慮すれば確かにヤヌザイは良い補強候補かもしれない。

とはいえ、まだインシーニェの後釜探しは初期段階。はたして、夏の移籍市場で最終的にナポリが確保するのはどのようなアタッカーとなるのだろうか。偉大な男の退団は寂しいものの、その後を担う選手の動向もこまめにチェックしておきたいところだ(記事内スタッツはデータサイト『SofaScore』より)。

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