FC東京の新守護神として期待大 スウォビィクはチームに何をもたらすか

仙台で存在感を発揮したスウォビィク photo/Getty Images

林が長期離脱となったFC東京

昨季までベガルタ仙台で守護神としてプレイするものの、J2降格を経験。今季からFC東京で新たにゴールマウスを守る男がヤクブ・スウォビィクだ。新監督を迎え変革の1年となる今季のFC東京で、安定したプレイを見せることができるだろうか。

ポーランド代表経験もあるスウォビィクは、プロデビューからポーランドでプレイを続けていた。2019年夏にシント・トロイデンへと移籍したシュミット・ダニエルの後釜として仙台に加入。初年度からチームを支える好守を見せると、2020年には毎試合のようにビッグセーブを披露し、存在感を大いに発揮する。

昨季はJ1で37試合に出場するなど、仙台を支え続けたスウォビィクだったが、活躍は実らずチームはJ2に降格してしまう。そんな中でGK不足に悩むFC東京がいち早く獲得を決め、新たな正GKとして迎え入れたのだ。

FC東京は2019年にベストイレブンを受賞するなどチームを支えた林彰洋が大怪我を負ってしまい、現在も復帰に向けて調整を続けている段階だ。昨季は波多野豪がゴールマウスを守るものの、23歳と若きGKは安定感に欠けてしまうことも少なくなかった。そういった状況下でスウォビィクを獲得できたことで、チームの弱点をピンポイントに補うことができた。

またスウォビィクの加入によって波多野のさらなる成長にも期待がかかる。昨シーズンはキャリアハイの31試合に出場しており、経験豊富な元ポーランド代表GKとともにトレーニングを積むことで、自身のレベルアップにつなげられるだろう。そうなれば復帰した林を含め、盤石なGK体制が築かれることとなる。

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