英紙が選ぶ世界最高の100人に日本人の名前が なでしこジャパンを支える2人の実力者

アーセナルでプレイする岩渕 photo/Getty Images

男子ではまだ難しい

海外で活躍するサッカー選手といえば、セルティックの古橋亨梧やアーセナルの冨安健洋の名前が浮かぶ。他にも、リヴァプールの南野拓実やサンプドリアの吉田麻也と、日本代表サムライブルーからは複数の選手が海外を拠点に活動している。

なでしこジャパンも負けていない。長谷川唯は今季からイングランドのウェストハムでプレイしており、熊谷紗希はフランスのリヨン時代にUEFA女子チャンピオンズリーグを5回制している。日本の10番を背負う岩渕真奈は冨安と同じくアーセナルに所属し、出場機会を得ている。

そんな岩渕と熊谷は共に、英『The Guardian』が選ぶ世界で最も優秀な100人の女性サッカー選手に選ばれている。これは元選手やジャーナリストといった有識者の投票で順位が決まっており、岩渕は79位、熊谷は41位となっている。男性版のランキングも公開されており、ちなみに79位はレヴァークーゼンのパトリック・シック、41位はバイエルンのセルジュ・ニャブリがランクインしている。ポジションも違うため単純な比較は難しいが、シックは今季ブンデスで16ゴール、ニャブリは9ゴール挙げている評価の高い選手であり、この辺りのレベルであると考えると岩渕、熊谷らのレベルの高さが伝わってくる。冨安や南野も海外で活躍している部類であるが、このランキングに入るのは難しく、まだまだ成長が必要だといえる。

2011年に行われたFIFA女子ワールドカップで難敵アメリアを破って初優勝を成し遂げたなでしこジャパン。2015年大会も準優勝と素晴らしい成績を残したが、その後は苦しい時期が続いており、夏に行われた東京五輪ではベスト8で姿を消すことになった。それでも、池田太新監督のもとで既に再始動しており、岩渕、熊谷らを中心としたなでしこジャパンの活躍に期待したい。

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