ヴェンゲル体制を思い出す アーセナルを離れた33歳の“魔術師”が再び輝く時

フェネルバフチェで復活の兆し見せるエジル photo/Getty Images

トルコ国内リーグで活躍中

アーセナルを離れてから11カ月。33歳を迎えた天才司令塔のテクニックはまだ衰えていない。

今季評価を再び高めているのは、トルコのフェネルバフチェでプレイするMFメスト・エジルだ。

アーセナルでのキャリア終盤は残念な結果に終わってしまい、高給取りだったこともあって放出を望むサポーターも少なくなかった。ここ数年でエジルの人気が急降下したのは間違いない。
しかし、やはりエジルは特別な才能を持った選手だ。チームのスタイルにフィットすれば今でも違いを生み出すことができる。

今季はフェネルバフチェにてリーグ戦13試合で5得点2アシストと見事な活躍を披露。特に直近4試合ではキャプテンマークも巻き、チームの精神的支柱にもなりつつある。イングランドに比べればトルコ国内リーグのレベルは落ちるが、それでも再びエジルが輝きを放っていることを世界のサッカーファンも喜んでいるだろう。

英『Daily Mirror』も最近のエジルのパフォーマンスについて、アーセン・ヴェンゲル体制下でのエジルを思い出すと懐かしんでいる。アーセナルでもエジルとアレクシス・サンチェスが好調を維持している時の攻撃は見応え十分だった。

昨季はリーグ戦で1点も奪えなかったため、エジル自身も久々の感触を楽しんでいることだろう。フェネルバフチェならば欧州カップ戦出場権を狙っていくことも可能で、来季以降もエジルが欧州で輝きを放つ場面を見たいところだ。

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