ボーフムではまだ0ゴール 最終予選でヒーローとなった日本代表FWは苦しんでいる

移籍後初ゴールが遠い浅野 photo/Getty Images

目に見える結果が欲しい

2022年に向けたワールドカップ・カタール大会のアジア最終予選を戦っている日本代表。6試合消化して現状は2位であり、このまま好調を維持できれば本大会への出場も見えてくるだろう。

その中でもサウジアラビアやオーストラリアといった最終的に上位に食い込んでいる相手は要警戒だ。オーストラリアとの第1戦は田中碧とFW浅野拓磨の活躍で勝利を掴んだが、なかなか追加点を奪えず苦しめられた。日本代表はこの2人のヒーローの活躍で難敵から勝ち点3を奪っており、3月の2度目となる直接対決でも白星を挙げたい。1戦目で良い印象を残した田中、浅野両名には大きな期待がかかる。

しかし、今季からドイツでプレイする浅野はオーストラリア戦でゴールを奪った勢いを保てていない。

ドイツ1部のボーフムで背番号10を付けている浅野。ここまで11試合に出場しているが、残した数字は1アシストのみであり、直近のボルシア・ドルトムント戦では新型コロナウイルスの濃厚接触者となってしまいベンチ外となっている。

とはいえ、チームで必要とされていることは間違いない。ドルトムント戦ではベンチ外だが、それまでは6試合連続でスタメン起用されている。中盤での即時奪還から浅野のスピードを生かした前線へのフィードはボーフムの攻撃パターンとして確立されており、日本代表FWの加速力は驚異的だ。守備でも任されたタスクをしっかりこなしており、今後も継続した出場機会が見込まれるだろう。

ゴールという数字を残せば文句なしの活躍を見せる浅野。10番を背負っている以上、結果が付いてこなければ批判されることは仕方なく、これからはより数字を重視したプレイを期待したい。

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