リヴァプールでの未来はあるか レンタル先で“リーグDF中2位”の地上戦勝率を誇るDFとは

今季はシェフィールド・ユナイテッドにレンタルされているベン・デイビス photo/Getty Images

チャンピオンシップで評価急上昇中

昨季冬の移籍市場でリヴァプール移籍を果たすも、結果として1試合も出場できぬまま今夏レンタルに出されたDFベン・デイビス(26)。しかし、彼はその悔しさをバネとして、来季は以前よりも逞しくなってレッズに帰還することとなるのか。2021-22シーズンに向かった修行先で、26歳の守備者は奮闘を見せている。

今季はここまでレンタル先のシェフィールド・ユナイテッドで、チャンピオンシップ(英2部)の12試合に出場しているデイビス。リヴァプールでは出場機会の確保に苦しんだ同選手だが、レンタル先では序盤戦からしっかりと定位置を確保している。現時点でシェフィールド・Uは16位に沈んでいるが、デイビス個人のパフォーマンスはポジティブなものと言っていいだろう。

そんなデイビスの好調が見て取れるスタッツがある。実は同選手、ここまでで今季チャンピオンシップで10試合以上に出場しているDF中2位となる地上戦勝率(75.68%)を記録しているのだ。守備陣の中心として奮闘を見せている男の成長は著しい。
「デイビスがリヴァプールで活躍する未来は見えない。彼が来季に向けて頑張りたいというのはいいと思うけど、もっと現実的に考えないと。リヴァプールのCB陣は優秀だ。最高のシナリオを考えても、彼は4番手だろう。まだ若いし、才能もあるんだから、レギュラーでプレイできるクラブを探した方がいい」(英『Football Insider』)

先日、かつてエヴァートンやアーセナルでプレイした元イングランドU-21代表FWケビン・キャンベルは、デイビスについてこのように語った。たしかに、フィルジル・ファン・ダイクやジョエル・マティプ、イブラヒマ・コナテ、ジョー・ゴメスといった選手が揃うリヴァプールのCB陣はハイレベルだ。

しかし、この調子でデイビスが成長し続けるのであれば、来季復帰させて試してみるのも決してナシではないはず。はたして、今季レンタル先で躍動する男は今後リヴァプールで生き残っていくことができるか。2部で着実にレベルアップを果たしている男の逆襲に注目だ。

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