長年変わらないバルセロナの左サイド ガビと共に攻撃をけん引した小さな現代型SB

バルセロナでは不動の存在であるジョルディ・アルバ photo/Getty Images

プレイの幅が広い選手だ

リーガ・エスパニョーラ第14節バルセロナ対エスパニョールのダービーが行われ、1-0でバルセロナが白星を挙げた。バルセロナとしてはシャビ・エルナンデス体制での初陣であり、大きな勝利となったか。

そんなバルセロナだが、特に左サイドからの攻撃が機能していた。左ウイングのガビ、インサイドハーフのフレンキー・デ・ヨング、左サイドバックのジョルディ・アルバらの連携は素晴らしく、エスパニョール守備陣は苦戦を強いられていた。

この試合でもアルバの攻撃参加は光っていたか。バルセロナの下部組織で育つもバレンシアでトップチームデビューを果たし、2012年に復帰して以降左SBでは不動の地位を築いているスペイン代表DF。170cmとサイズのある選手ではないが、左サイドのオーバーラップは強力であり、存在感はチームトップを争う。

不調な時期でも変わらないパフォーマンスでチームを支えていたアルバ。この試合では前クーマン政権よりも主導権を握って相手を押し込むサッカーができており、左サイドで高い位置を取るアルバの活躍は目立っていた。自身の武器であるクロスもボックス内の味方に正確に供給しており、何度もチャンスを創出している。また、左サイドの大外にアルバが張ることによって中央にガビがドリブルできるスペースが生まれており、このコンビは今後も継続して見てみたい。

安定したパフォーマンスで左サイドからチャンスメイクを行っていたスペイン代表DF。彼は代えが利かない選手であり、今後もシャビに重宝されることになるか。

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