スペイン代表歴代得点ランク《8位》なのに評価分かれる? モラタは一流FWなのか

ユヴェントスでプレイするモラタ photo/Getty Images

クラブと代表の両方で結果は出している

ユヴェントスでプレイするスペイン代表FWアルバロ・モラタはトップレベルのストライカーなのだろうか。常にビッグクラブでプレイしてきた選手なのだが、どこか評価が伸びないところがある。

クラブでのプレイを振り返ると、モラタはこれまでレアル・マドリード、チェルシー、アトレティコ・マドリード、ユヴェントスでプレイしてきた。リーガ・エスパニョーラ、プレミアリーグ、セリエAのすべてで二桁得点を記録したシーズンがあり、そこまで悪い成績ではない。

またスペイン代表の方でも、ここまで50試合に出場して23得点を記録。これはDFセルヒオ・ラモスと並び、スペイン代表歴代得点ランク8位タイとなっている。これも立派な数字だ。
代表では今月行われたスウェーデンとの2022ワールドカップ・欧州予選でも86分に貴重な決勝点を挙げ、チームの勝利に貢献。スペイン代表は無事にカタール大会への切符を掴んだ。

さらに今夏のEURO2020でもベスト16のクロアチア戦で延長前半に勝ち越し点を奪い、準決勝・イタリア戦でも80分に同点弾を記録。PK戦まで持ち込むことに成功した。

このように、モラタはクラブと代表の両方でまずまずの成績を残している。ただしどこか批判も多く、ワールドクラスとは評価されていないところがある。ファンの間でも意見が割れるだろう。

仮に来年のワールドカップでもスペイン代表としてプレイできれば、モラタは代表歴代得点ランクTOP5に食い込む可能性がある。

現時点でモラタの上にいるのは7位エミリオ・ブトラゲーニョ(26点)、6位フェルナンド・モリエンテス(27点)、5位フェルナンド・イエロ(29点)、4位ダビド・シルバ(35点)、3位フェルナンド・トーレス(38点)、2位ラウール・ゴンザレス(44点)、そして1位ダビド・ビジャ(59点)となっている。

ビジャ超えは難しいだろうが、5位くらいであれば十分に目指せるはず。

モラタはもう少し評価されてもいいはずだが、30歳を迎える来季を飛躍の1年とできるか。クラブと代表の両方でエースになれるだけの力は備えているはずだ。

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