左WBで起用されるエメルソン
トッテナムはプレミアリーグ第12節でリーズ・ユナイテッドと対戦し、2-1で勝利した。この試合で右WBでスタメン出場したエメルソン・ロイヤルは、アントニオ・コンテ監督の下で自身の持ち味を存分に発揮した。
リーズにボールを支配される展開が続き、守備にまわる時間が多かったトッテナム。その中でエメルソンは、左サイドで守備の強さを見せて相手の右サイドを封じる。また積極的にタックルやインターセプトを狙いながら、アップダウンを繰り返した。
そんなエメルソンはタックル数でチームトップの「7」を記録。イエローカードをもらってしまったが、リーズのマンツーマンに対して一歩も引かずに対応した。その結果、デュエル勝利数も「7」を記録しており、エメルソンの武器である対人守備の強さを披露した(データは『SofaScore』より)。
また守備だけでなく、攻撃でも積極的にオーバーラップを見せるなど自身の特長を見せたエメルソン。ベティス時代には攻撃的なSBとして頭角を現しており、中央へと抜け出してゴールを狙うなど攻守において躍動する。コンテ監督はインテル時代にアクラフ・ハキミをWBで起用しており、エメルソンにも彼のような活躍を期待しているのだろう。強さと激しさも武器に変え、コンテの新たな翼が羽ばたく瞬間が楽しみだ。