攻撃の主役を欠く中でW杯出場を決めたスペイン代表 期待される負傷組の復帰

今のスペイン代表にペドリが帰ってくればより強いチームになるだろう photo/Getty Images

点の取れる選手の離脱は大きく響いたか

スペインとスウェーデンのワールドカップ・カタール大会への出場権を賭けた一戦が行われた。アルバロ・モラタのゴールで先制したラ・ロハが1-0で勝利を収めており、本大会へのストレートインを決めている。

無事、本大会への出場を決めたスペイン代表だが、今回は怪我人が多く満足にメンバーを招集することができなかった。

前回のUEFAネーションズリーグのメンバーと比較すると、ミケル・オヤルサバルとフェラン・トーレスがいない。彼らはネーションズリーグの準決勝、決勝でゴールを奪っており、攻撃で違いを見せていた。特にトーレスは点取り屋としての才能が開花しており、EURO2020後は貴重な得点源として活躍している。10月のイタリア戦での怪我の影響で今も離脱しており、今後の起用は慎重になる必要がある。

また、アンス・ファティ、ペドリのバルセロナコンビも今回はメンバー外となった。ファティは大怪我から約1年ぶりの復帰となったが、再び負傷し戦線を離脱している。ペドリも怪我での離脱だが、EURO2020、東京五輪と国際大会での継続した出場の疲労が影響していると考えられる。

このように実力者を欠いてスウェーデン戦を戦ったスペイン代表。ガビの奮闘はあったが、ネーションズリーグで見せたような前線の流動性はなく、前述した選手たちの重要性を再確認する試合となった。それでも、無失点かつゴールを奪って試合には勝利しており、前述した4人が加わった本大会では上位進出が期待できそうだ。

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