ハーランド、ウーデゴーをW杯で見たいが…… 若きダークホース軍団が迎える運命の最終戦

W杯で見たいノルウェー代表 photo/Getty Images

予選では得点が伸びず

強豪国だけでなく、4年に1度のワールドカップではサプライズを起こしてくれそうなダークホース候補の出場にも期待がかかる。

来年のカタール大会でもいくつか注目されているチームがあるが、欧州ではノルウェー代表だろう。

近年のノルウェーは優秀なタレントを続々と輩出しており、ドルトムントFWアーリング・ハーランド、アーセナルMFマルティン・ウーデゴーを筆頭に、ワールドカップの舞台で見たいタレントが揃っている。
ノルウェーサッカー界が上昇気流に乗っているのは間違いないのだが、ここまでの戦いぶりはやや惜しい。カタール大会へ向けた欧州予選ではグループGに入り、現時点で3位だ。

5勝3分1敗で勝ち点18は稼いでいるため、そこまで悪い成績とは言えない。2位トルコとは勝ち点18で並び、首位オランダとは勝ち点差が2しか離れていない。

ただ、上手くいけば今頃グループ首位に立っていた可能性もある。悔やまれるのは、頼みの綱であるハーランドの離脱だ。

ハーランドは10月の予選から怪我での離脱が続いており、10月からの3連戦はトルコ戦(1-1)、モンテネグロ戦(2-0)、ラトビア戦(0-0)と1勝2分の成績に終わってしまった。

特に11月13日のラトビア戦をスコアレスで終えてしまったのは痛く、25本もシュートを打ちながら無得点だった。ハーランドさえいれば勝ち点3を奪えたかもしれない。

ハーランドはクラブシーンでこそ絶好調だが、代表戦ではやや苦戦しているところもある。今年3月にはトルコとの上位対決があったが、ハーランドが先発しながらあっさり0-3で敗北。

首位オランダが9試合で31ゴール、2位トルコが25ゴール奪っているのに対し、ノルウェーは15ゴールしか奪えていない。失点をグループ最少の6点に抑えているのは見事だが、得点数はかなり物足りない。

グループ5位に沈むラトビア相手のドローは痛いが、ハーランドをワールドカップの舞台で見ることはできるのか。16日には首位オランダと運命の最終戦だ。

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