全シーズン“30試合以上”プレイする鉄人 リーガで走り続けるFWが求めるタイトル

アトレティコで活躍するグリーズマン photo/Getty Images

怪我の少なさは1つの武器

一流選手の条件にはテクニックや勝負強さに加え、怪我の少なさが挙げられる。

その要素を持つプレイヤーの1人に挙げられるのがアトレティコ・マドリードFWアントワーヌ・グリーズマンだ。

鉄人とのイメージはないかもしれないが、グリーズマンはシーズンを通してほとんど休まない選手として有名だ。リーガ・エスパニョーラではレアル・ソシエダに所属していた2010-11シーズンよりプレイを続けているが、出場試合数が30試合に届かなかったシーズンは1度もない。
シーズン全体で見ると、50試合以上に出場したシーズンが5回もある。グリーズマンほどのアタッカーとなれば対戦相手からのコンタクトも激しくなるが、それでも怪我を少なく抑えているのは見事と言うしかない。

グリーズマンはフランス代表の方でも2018年のワールドカップ制覇に貢献しているが、怪我の少ない選手は指揮官にとって計算がしやすい。

加えてグリーズマンは守備面の貢献度も大きく、ハードに戦ってくれるタイプのアタッカーだ。その状態を毎シーズン維持するプロ意識はもっと称賛されるべきだろう。

残るはリーガのタイトルだけだ。フル稼働を続けているものの、アトレティコでもバルセロナでもリーグ制覇は達成できていない。今季こそはリーグタイトルが欲しいが、努力は実るか。

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