田中碧の起用から見る日本代表の現状 W杯ベスト8進出を掲げるなら変化を恐れてはならない

田中碧が日本代表の殻を破ったか photo/Getty Images

良い兆候だ

ワールドカップ・カタール大会に向けたアジア最終予選が行われており、日本代表は先日オーストラリア代表に2-1で勝利を挙げた。4戦終了時で日本は2勝2敗でグループBの4位となっている。少なくとも3位に入らなければカタール大会のチャンスはないため、11月の代表戦が大事になる。

そんなサムライブルーだが、オーストラリア戦では[4-2-3-1]から[4-3-3]へのフォーメーション変化が見られた。この変更は大当たりであり、最終予選初先発の田中碧が先制点を奪うなどヒーローとなった。停滞していた森保JAPANの殻を破ったといえる。

日本代表としてはこのような変化をカタール大会まで続けていきたい。先日行われたUEFAネーションズリーグではフランスが優勝したが、レ・ブルーはEURO2020と全く別のチームへと変貌を遂げている。惜しくも準優勝となったスペイン代表もガビやジェレミ・ピノのような若い才能を積極的に招集しており、常に変化し続けている。

比較して日本代表は変化が少なすぎる。招集メンバーも今回はオナイウ阿道や中山雄太、三好康児のような新戦力を呼んだが、起用したのは中山とオナイウのみ。しかも、出場時間は少なく、三好に関してはピッチにすら立てていない。また、大迫勇也や長友佑都、酒井宏樹、吉田麻也のベテラン勢は相変わらず不動のスタメンであり、彼らに続く選手がいないとはいえ、競争力を高めるためにも若手を積極的に起用すべきだ。

確かに最終予選という重要な局面であり、試せる時間がないのも分かる。しかし、目標としているW杯ベスト8進出を果たすには、変化し続けるフランスやスペインレベルの相手を倒す必要があるのだ。

今回の田中の起用、新フォーメーションの採用と、日本は変化しようとしている。ベトナム戦、オマーン戦の招集メンバーや戦い方に注目だ。

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