“バルサ&レアル”で構成されたスペイン代表は過去のもの W杯制覇へ哲学見つかるか

EURO2020ではベスト4だったスペイン photo/Getty Images

10年前とは大きく変わった

ネーションズリーグ準決勝でイタリア代表を撃破したスペイン代表。

見事な勝利だったが、気になるところはある。国内の2強であるバルセロナ&レアル・マドリードのレベルが落ちてきていることだ。

EURO2008、2010年のワールドカップ・南アフリカ大会、EURO2012を制した当時はバルセロナのスタイルを軸に、スタメンの大半もバルセロナとレアルの選手で構成されていた。
しかし、今の代表にバルセロナの哲学はない。バルセロナそのものがスタイルを見失っているところがあり、それが代表にどう影響してくるかは気にかかる。

イタリア戦でデビューした17歳のMFガビ、20歳DFエリック・ガルシア、今回は招集されていない18歳FWアンス・ファティ、MFぺドリなど楽しみなバルサ若手組はいるが、まだ若すぎるか。スペイン代表を再びワールドカップやEURO制覇へ導くには経験不足にも思える。

レアルに関しては、今回の代表メンバーに1人も選ばれていない。10年前に比べるとスペイン代表の構成は大きく変わっている。

今夏のEURO2020ではベスト4まで進むなどルイス・エンリケの下で結果も出ているが、新たなる哲学を見つけていけるのか。誰が中心となっていくかは気になるところだ。

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