ボヌッチ&キエッリーニに限界きたのか リーグ戦“19試合連続失点”の衝撃

序盤から波に乗れないユヴェントス photo/Getty Images

ユーヴェの堅守が消えてしまった

堅守が自慢のユヴェントスはどこへいったのだろうか。

今季から指揮官にはマッシミリアーノ・アッレグリが復帰したが、もはや今のユヴェントスはアッレグリの下でチャンピオンズリーグ決勝にまで進んだ2016-17シーズンの頃とは大きく変わっている。

最終ラインでは未だにDFジョルジョ・キエッリーニ、レオナルド・ボヌッチがチームの中心だが、さすがに5年前とは状況が変わっている。2人とも全盛期とは言えない状態だ。
若手ではDFマタイス・デ・リフトがいるものの、こちらも想像していたよりは成長スピードが遅い。まだ真のワールドクラスDFとは言い難いのではないか。

チームは今季開幕からリーグ戦6試合で早くも10失点を喫している。クリスティアーノ・ロナウド退団で攻撃力ダウンが騒がれてきたが、守備力も数年前に比べてダウンしているのは間違いない。

何よりリーグ戦で最後にクリーンシートを達成したのは、今年3月3日のスペツィア戦(3-0)まで遡らなければならない。昨季から合わせると、リーグ戦では19試合連続で失点しているのだ。

チャンピオンズリーグの方でチェルシーを1-0でシャットアウトしたばかりだが、守備の不安が消えたわけではない。ロナウド退団の穴を埋めるには前線の頑張りも大事だが、失点を少なくすることも重要だ。打ち合い上等の戦い方はユヴェントスらしくない。

今季リーグ戦6試合のうち複数失点した試合が4つもある状態だが、アッレグリは立て直せるのか。このままの守備でスクデット奪取は難しいだろう。

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