今季10試合で“10得点”の大爆発 アヤックスで身長190cmの大型FWが止まらない

今季絶好調のハラー photo/Getty Images

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CLでは開幕2試合で5得点

かつてフランクフルトでルカ・ヨビッチ(現レアル・マドリード)やアンテ・レビッチ(現ACミラン)ともに恐怖の3トップを形成した大型FWは、オランダの強豪で再ブレイクを果たすこととなるのだろうか。もともと、2018-19シーズンのブンデスリーガで15得点を挙げているだけに、ポテンシャルの高さは誰もが知るところだったと言っていい。しかし、今季の彼は以前にも増して洗練されたストライカーへと進化を果たすことになりそうだ。

そのストライカーとは、アヤックスに所属するFWセバスティアン・ハラー(27)だ。フランクフルトで活躍したのち、ウェストハムを経て2021年冬にアヤックスへと加入した同選手。ウェストハムではなかなか突き抜けた存在となることができなかったものの、オランダでは絶好調。移籍初年度は公式戦23試合に出場して13ゴールを記録する活躍を見せ、最前線に欠かせぬ存在となった。

そして、そんなハラーの勢いは止まるところを知らず、今季は加入初年度以上のインパクトを残している。ここまで公式戦10試合10ゴール(リーグ:5得点、CL:5得点)というのは、もちろんチームトップの数字。加えて英『Daily Mirror』によると、チャンピオンズリーグの開幕2試合で5得点を記録したのは、彼が史上初なのだという。
ウェストハムでは身長190cmのサイズばかりにスポットライトが当てられ、味方もその高さのみを活かそうとすることが多かったイメージのハラー。しかし、アヤックスの選手たちはしっかりと彼の抜け出しの巧みさも理解している様子が見て取れる。チームメイトが「高さだけではない」とそのスタイルをわかっていることも、ハラーが今季ここまで得点を量産できている秘訣か。

信頼できる仲間とともにゴールを量産するハラー。アヤックスで暴れる大型FWの再ブレイクには大いに期待したいところだ。

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