出鼻をくじく電光石火の一撃 FC東京の“エース候補”は強力助っ人に絡めるか

田川は開始早々に得点を決める photo/Getty Images

先制点を決めた田川

FC東京は浦和レッズと対戦して1-2と敗戦した。逆転負けとなったものの、開始早々に先制点を挙げたのは田川亨介だった。

キックオフからわずか40秒足らずでの先制点となった田川。森重真人のロングボールに簡単に抜け出すと、そのままゴールネットを揺らして見せた。田川は斜めの動き出しからフィニッシュまで持ち出しており、対応していた酒井宏樹も反応に遅れるまさに電光石火の一発だった。浦和も出鼻をくじかれる痛い失点だったことだろう。

この日はレアンドロが出場停止となり、浦和への対策や連戦ということもあり、ディエゴ・オリヴェイラやアダイウトンといった面々をサブからスタートさせたFC東京。強力な助っ人の裏でなかなか日本人FWが得点できない課題がFC東京にはあった。

わずか37秒で決めた先制点はそんな不安をかき消すような一発となったことだろう。追加点こそ奪えず敗戦したものの、日本人エースとして大きな期待がかかる田川が決めたことも今後のFC東京の将来へとつながっていくはずだ。ブラジル人トリオに彼が絡んで行くことができれば、さらに上位を目指していけるだろう。

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