千載一遇のチャンス 序列逆転の機会を得たオランダ代表DFの挑戦

チェルシー戦での先発が予想されるアケ photo/Getty Images

怪我癖が気になる

ミッドウィークに行われたウィコム・ワンダラーズ戦に6-1で勝利したマンチェスター・シティ。最終ラインの4つのポジションにはアカデミー出身の選手を起用する驚きの采配も見られたが、主力選手の休息は得られたか。週末にはチェルシーとのリーグ戦が控えており、主力メンバーにはそこで働いてもらう必要がある。

しかし、守備の要であるセンターバックに怪我人が出ているようだ。英『The Telegraph』によればDFジョン・ストーンズとDFアイメリック・ラポルトの2名がチェルシー戦、パリ・サンジェルマン戦、リヴァプール戦と強豪との3試合を欠場すると報じられている。以前までは出場こそないものの、ベンチ入りが続いておりこの3連戦で起用されると予想されていたが、事態は思ったよりも深刻なようだ。

ストーンズに関しては昨季クラブの躍進を支えた選手の一人であり、彼が欠けるのは痛手だ。そうなれば、ルベン・ディアスとネイサン・アケのコンビとなるか。今季は彼らが組むことは多く、コンビネーションとしては問題ない。

だが、アケは少し心配だ。先日行われたライプツィヒ戦では3失点すべてに絡んでおり、ポジショニングミスを指摘されている。また、ビルドアップに関してもストーンズ、ラポルトと比較すると物足りなく、サウサンプトン戦でも思い切ったフィードや縦パスは見られていない。それでも、この3戦はアピールのチャンスだ。ストーンズに関しては昨季評価を逆転させたが、一時期は不調から放出候補にまでなっている。今季はここまで出場がなく、昨季と同じようなパフォーマンスを見せられる保証はない。

昨季のリヴァプールのようにセンターバックで使える選手が不在とまでは言えないものの、重要な一戦で主力を欠くことになったプレミア王者。チェルシーとリヴァプールは今季のリーグ優勝を争うクラブであり、ここでの2連敗は致命傷となるか。

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