モウリーニョ新体制でローマが絶好調 ただ“スペシャル・ワン”は満足せず?

今季からローマを率いることとなったモウリーニョ監督 photo/Getty Images

勝利してなお高みを目指す

ASローマは16日、ヨーロッパカンファレンスリーグ(ECL)のグループリーグ第1節で、ブルガリアのCSKAソフィアと対戦した。

開始10分経たずして先制点を奪われたローマ。しかし、25分にロレンツォ・ペッレグリーニのふわりと浮かせた華麗なゴールで同点に追いつくと、38分にステファン・エル・シャーラウィのゴールで逆転に成功し、前半をリードして折り返した。後半に入っても勢いが止まらないローマは、62分にペッレグリーニがこの日2点目のゴールを決めてリードを2点に広げる。さらに、終盤に相手が退場者を出したこともあり、82分にジャンルカ・マンチーニが、84分タミー・エイブラハムがダメ押しとなる追加点を沈め、5-1の逆転勝利を収めている。

スタートこそ躓いたものの、終わってみれば大量5ゴールを記録しての快勝。今季から新設されたECLで白星発進を決めるとともに、ローマはジョゼ・モウリーニョ体制になって公式戦で6連勝を飾っている。さらにこの間、14得点と攻撃陣が絶好調。なかなかスクデット争いに関わることができず、やや苦戦を強いられてきたここ数シーズンとは見違えた姿を見せているのだ。

しかし、この名将は現状に決して満足してはいないだろう。一瞬の隙を突かれて先制点を奪われたシーンなどもそうだが、守備面や中盤でのクオリティにはまだまだ改善点はあり、より良いチームになる余地が残されているからだ。勝利にただ満足するのではなく、勝利してなお高みを目指す。これが勝利に飢え、率いたチームを数々のタイトルへ導いてきたジョゼ・モウリーニョという男だ。

実際、5-1の快勝を収めたCSKAソフィア戦後にも伊『sky sport』のインタビューで「私はパフォーマンスに関して、全く満足していない。クオリティの高いプレイが披露できなかったからね。フルバックがあまり前に出ていくことができず、強度も物足らなかった。ディフェンスのシーンでも、デュエルに負けることも多々あった。2日前からトレーニングを積んできたことが、全然出せなかったんだよ。悪いプレイをしたわけではないが、我々はうまくプレイできなかった」と振り返っていた。

ローマと同様に近年はなかなか結果を残すことができず、厳しい声も聞かれるモウリーニョだが、この“スペシャル・ワン”はチームを飛躍させることができるのか。11年ぶりとなるイタリアの地で、これまでの汚名を返上することができるのか。今後の手腕にも注目が集まる。

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