瞬く間にワールドクラスと認められる存在に? バイエルンが誇る“18歳”の若き才能

バイエルンで日に日に存在感を強めているムシアラ photo/Getty Images

ナーゲルスマンも大絶賛

2021-22シーズン、バイエルン・ミュンヘンで新たなワールドクラスの若手MFが誕生するのだろうか。昨季から印象的なパフォーマンスは披露していたものの、試合を経るごとにこの18歳は着実に完成された選手へと近づきつつある。その選手とはジャマル・ムシアラだ。

昨季はまだ17歳ながらブンデスリーガ26試合に出場して、6ゴール1アシストとう好成績を収めたムシアラ。途中出場が多かった印象もあるが、スーパーサブとしては明確な結果を残してみせた。途中投入から独特なリズムで試合に変化をつける彼の姿を見て、将来的なワールドクラス化に期待をかけていたファンも多いだろう。

だが、その瞬間は思ったよりも早く訪れるかもしれない。2021-22シーズン開幕から公式戦5試合を消化したバイエルンだが、そのなかでムシアラの存在感は際立っていると言っていい。まだフルタイムでの出場こそないものの、ここまでの同選手はすでに3ゴール1アシストを記録している。1試合の平均プレイタイムが40分弱であるにもかかわらず、彼は4つのゴールに絡んでいるのだ。ドリブルやパス、そしてフィニッシュの能力もさることながら、自然に中央へと侵入していく動きも秀逸。まだ18歳とは思えぬ技術を駆使しながら、ムシアラはゴールに絡んでいるのだ。
「ムシアラは信じられないほどの可能性を秘めていると思うよ。その才能は並外れているね。彼は素晴らしいフィニッシュのクオリティを持っているし、ドリブルを含めたあらゆる攻撃的なプレイのレベルが段違いなんだ。間違いなく信頼に値する選手だよ。非常に上手くやっているし、卓越したキャリアを形成するための土台はもう出来上がっているね。それに、彼はとても謙虚だ。素晴らしいメンタリティをピッチ上で発揮してくれる。それさえ忘れなければ、ムシアラはもっとすごい選手になれと思うよ。私がすべき最大の仕事は、彼にその態度を継続させることだろうね」(独『Spox』より)

そんなムシアラに対しては、ナーゲルスマン監督もこのように賛辞の言葉を送っている。まだ18歳の選手と侮ることなかれ。この調子でゴールに絡み続ければ、ムシアラは今季中にワールドクラスと称されるまでのレベルに到達することも可能か。バイエルンで伸びる才能の原石からは、今後も目が離せない。

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