バレンシアへ挑戦となる18歳の日本人FW パリ五輪世代の逸材が目指す成功への道

バレンシアでの成長に期待だ(写真はイメージ) photo/Getty Images

徳島のルーキーがスペインへ

徳島ヴォルティスは31日、FW鈴木輪太朗(ワディ)イブラヒームのバレンシアへの期限付き移籍を発表した。就労ビザ取得の関係によりトレーニングは当面の間、徳島で行なうことも併せて発表している。

ガーナ人の父と日本人の母を持つ鈴木は、今季日大藤沢高校から加入したばかりのルーキーだ。U-18日本代表にも選ばれており、J1での出場経験はないが、YBCルヴァンカップのグループステージ第1節のFC東京戦で後半から途中出場して45分プレイ。192cmと長身でテクニックやしなやかさを持つ大型FWが、スペインの地でどのような活躍を見せるだろうか。

バレンシアのトップなのかBチームでのプレイになるかは不明だが、トップで目指す存在として挙げられるのはマキシ・ゴメスだろう。2019-20シーズンにセルタから加入したウルグアイ代表FWは、186cmの大柄を活かしたパワーとゴール前での技術の高さを持ち合わせるストライカーだ。

鈴木はまだフィジカル面においては、スペインのトップで戦うには厳しいかもしれない。しかしリーガで多くのトッププレイヤーや若いスター候補の選手たちと切磋琢磨することで、技術面やフィジカル面でもさらに向上できるはずだ。

その中で、マキシ・ゴメスのようなフィジカルやテクニックに優れたストライカーへの成長に大きく期待したい。パリオリンピック世代でもある将来の若き逸材のスペイン挑戦が、今から楽しみだ。

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