フェライニもオスカルも大暴れ 今も中国の主役は驚異の外国人プレイヤー

中国代表でもプレイするエウケソン photo/Getty Images

得点・アシストランクを支配

一時期ほどの勢いはなくなったかもしれないが、今でも中国スーパーリーグの主役は外国人選手だ。

今季ここまでの得点ランキングを見てみると、1位は中国国籍を取得して中国代表選手となった広州恒大FWエウケソン(11得点)、それに続くのは長春亜泰FWグレイディノオール・ジュニオール(9得点)で、同選手は韓国の蔚山現代でもプレイしていたアジアサッカー界を知る34歳のベテランストライカーだ。

同じ9得点では山東泰山MFマルアン・フェライニが並ぶ。ベルギー代表は去ったものの、33歳になった今も得点感覚は抜群だ。194cmの高さを活かしたプレイは中国でも脅威となっており、純粋なセンターフォワードではないフェライニが得点ランクTOP5に食い込んでくるのは見事だ。

フェライニも相変わらず好調 photo/Getty Images

来年のACLでも脅威

そこから7得点の深圳FC所属FWアラン、広州恒大FWリカルド・グラールが続く。やはり外国人選手の得点力は他を圧倒しており、アジアサッカー界全体にとって脅威だ。

アシストランキングの方を見ても、1位は上海上港所属のMFオスカル(6アシスト)、さらに今年中国入りした深圳FC所属のコロンビア代表MFファン・フェルナンド・キンテーロが並んでいる。キンテーロは2018年のワールドカップ・ロシア大会で日本代表とも対戦したプレイヤーで、日本のサッカーファンにとっても馴染みのあるチャンスメイカーだろう。

それに続くのはエウケソンらと同じく中国国籍を取得している広州恒大FWアラン・カルバーリョ(5アシスト)、今年に中国入りした広州富力FWギジェルメ・コスタ・マルケスと、アシスト部門でも外国人選手が目立つ。

中国のクラブは今後もアジアチャンピオンズリーグ(ACL)で日本勢の厄介なライバルとなるはずで、相変わらず前線のタレントは豪華だ。来年以降のACLでも注意すべき存在で、やはり外国人選手の破壊力は頭一つ抜け出ている。

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