黄金の左足を持つ男にチャンスが回ってきた メンディはペップを納得させられるか

次がメンディのラストチャンスだ photo/Getty Images

疲労も少ないだろう

プレシーズンマッチも終わり、次はコミュニティー・シールドでレスター・シティとの対戦予定となっているマンチェスター・シティ。指揮官であるジョゼップ・グアルディオラによれば、疲労の影響からセカンドチームのメンバーを含めたスタメンになるとも言われており、プレミア王者は21-22シーズンの序盤は苦労することになるか。

そこで出番となるのはEURO2020やコパ・アメリカに出場しなかった選手たちだ。彼らには十分なオフが与えられており、活躍を期待したい。

その中でも特に期待が掛かるのは左サイドバックのDFバンジャマン・メンディか。17-18シーズンに加入した彼だが、怪我の影響から満足にピッチに立つことができず、復帰したかと思えば、既にオレクサンドル・ジンチェンコやジョアン・カンセロにポジションを奪われており、昨季もベンチが続いていた。

しかし、ジンチェンコに関してはプレシーズンマッチに出場しておらず、カンセロはカイル・ウォーカーの代わりに右サイドバックを務めていた。レスター戦でもプレシーズンマッチと同様の最終ラインとなるならば、右サイドバックにカンセロ、左サイドバックのメンディとなる。

8日に予定されているレスター戦がメンディにとって最後のチャンスか。左サイドバックの獲得報道を見ると、ベンフィカのアレハンドロ・グリマルドの名前が挙がっているが、ハリー・ケイン獲得失敗時のプランBだと考えられ、現状では補強は行われないだろう。

であれば、21-22シーズンは基本的にジンチェンコとメンディでローテーションするはずだ。ジンチェンコもEURO2020でも疲労を考えれば、メンディが優先的に使われる可能性が高く、指揮官にアピールできる絶好のチャンスというわけだ。

左足からの高精度のクロスを武器としているメンディ。昨季もシーズン終盤にはリーグ戦でアシストを記録するなど活躍を見せた半面、FA杯のチェルシー戦では対面するリース・ジェイムズに手も足も出ないなど課題が残るシーズンとなった。

次のシーズンが5年契約の最終年となるメンディ。77億円で加入したその実力を最後に見せたいところだ。

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