コマン放出なら代役は誰になる バイエルンが注視するブラジル産の21歳とは

2020-21シーズンはアヤックスで印象的な活躍を披露したアントニー photo/Getty Images

25歳FWとの契約延長交渉は難航中

現在、FWキングスレイ・コマン(25)との契約延長交渉が難航しているとされるバイエルン・ミュンヘン。その影響もあり、同選手には近頃移籍の噂も聞こえてくるようになった。両者の間には要求する給与の額に差があるようで、バイエルンはこのまま交渉が長引くようであれば売却も辞さない構えだという。

そんななか、バイエルンはコマンの代役候補として新たなアタッカーをリストアップしたようだ。そのアタッカーとは、アヤックスに所属するU-24ブラジル代表FWアントニー・マテウス(21)。独『Spox』によると、バイエルンはサンパウロ所属時から同選手の才能には注目していたのだという。コマンの契約延長を最優先と位置づけながらも、もし主力放出となればこの機会に確保へ移る可能性は十分にあるという。

アントニーは2020-21シーズンにエールディビジ32試合の出場で9ゴール8アシストを記録したレフティー。得意とするのは右サイドで、いわゆる逆足のプレイヤーだ。スピード感ある切れ味抜群のドリブルを最大の武器としており、カットインからのシュートも縦に抜け出してからのクロスも高精度。ストップ&ゴーのリズムが独特な彼のドリブルは、欧州4大リーグでも十分に通用するレベルといっていいだろう。緩急で抜けるそれはブラジル人選手特有の雰囲気を感じ取ることができる。
こうしたスタイルを見るに、もしコマン放出となってもアントニーはバイエルンにとって良い代役となりそうだ。加入となれば、ユリアン・ナーゲルスマン監督の下でどこまで伸びるかには注目が集まることだろう。

バイエルンはほかにもチェルシーFWカラム・ハドソン・オドイ(20)に興味を示しているとされるが、アントニーがドイツの絶対王者へやってくることはあるのか。すべてはコマンとの交渉次第だが、今後もその動向は要チェックだ。

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