久保建英はワールドクラスの選手になるのか 未だA代表でも無得点ともがく20歳の現在地

昨季苦戦した久保 photo/Getty Images

昨季は苦いシーズンに

日本のサッカーファンの中には、来年のワールドカップ・カタール大会でMF久保建英が日本代表の主軸になると考えていた人もいるかもしれない。

2019年夏に発表されたレアル・マドリードとの契約はそう期待させるだけのインパクトがあり、久保がA代表で主軸になる日もそう遠くないと考えられていた。

しかし、そこからの2年間はやや苦しいものとなっている。特に昨季はビジャレアル、ヘタフェへのレンタル移籍が思うような結果に繋がらず、まだまだレアルでプレイできる準備は整っていない。
『Transfermarkt』が発表している市場価値では、昨夏ビジャレアルにレンタル移籍した段階では3000万ユーロと紹介されていた。ところが、今は半分の1500万ユーロまで落ちている。同サイトも久保についてビジャレアルとヘタフェで十分な上積みが出来なかったと取り上げており、昨季は失敗だったと見ていいだろう。

現在はレアル・ソシエダへのレンタル移籍が噂されており、次のレンタル移籍こそ分かりやすい結果を残したい。レアルだけでなく、現段階ではまだ欧州5大リーグのトップクラブではポジションを確保できないだろう。まずは中堅クラブで結果を出すしかない。

日本代表の方でもA代表では11試合をこなしているが、443分間プレイして未だ無得点。現状では来年のワールドカップでポジションを確保するのは難しいように思えるが、新シーズンに改めて才能を証明できるのか。ワールドカップイヤーにもなる新シーズンは重要な1年となりそうだ。

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