36歳&34歳が“代表最強CB”コンビ カテナチオの魂受け継ぐイタリアの番人

経験値でイタリア代表を支えるキエッリーニ&ボヌッチ photo/Getty Images

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EUROはメジャータイトル獲得へ最後のチャンス

代表チームにおける現世界最高のセンターバックコンビはどれか。

クラブシーンではピークを過ぎたとの評価もあるかもしれないが、代表では未だにイタリア代表DFジョルジョ・キエッリーニとレオナルド・ボヌッチのコンビが高い人気を誇っている。

イタリアはEURO2020で準決勝進出を決めており、キエッリーニとボヌッチのコンビもそれに大きく貢献している。元ドイツ代表MFバスティアン・シュバインシュタイガーは自身のTwitterにて「現世界最高のセンターバックだ」と2人を称えており、36歳と34歳のベテランコンビはイタリア伝統のカテナチオの意識を引き継いでいる。
もっとも2人の場合はユヴェントスでも長く一緒にプレイしているため、連携を取りやすい部分もあるだろう。そこには阿吽の呼吸があるはずで、準々決勝のベルギー戦でも何とか怪物FWロメル・ルカクを抑えていた。

キエッリーニは2004年に代表デビューを果たしているが、ファビオ・カンナバーロやアレッサンドロ・ネスタら偉大なる先輩がいたために2006年のワールドカップ・ドイツ大会はメンバーに入っていない。代表キャリアは長いが、メジャータイトルを獲得したことがないのだ。

それはボヌッチも同じで、年齢的にも2人がEUROの頂点を狙えるのはこれが最後だろう。今回はまたとないチャンスだが、代表最強クラスのベテランセンターバックコンビは栄冠を手にすることができるのか。

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