マンチーニ采配が大当たり 交代選手が結果を出す国は強い

喜びを体で表現するマンチーニ(右) photo/Getty Images

大本命アッズーリが苦しみながらも8強入り

グループステージが終了し、大いに盛り上りを見せているEURO2020。決勝トーナメント第一試合はデンマークがウェールズに大勝するなどサプライズを起こし、二戦目となるイタリア対オーストリアの一戦が行われた。

この試合は大方の予想通りイタリアが支配し、オーストリアが受ける流れに。しかし、オーストリアの堅守とそこからの繋ぎに苦戦する展開となる。後半にはオフサイドとなったが、マルコ・アルナウトビッチにゴールネットを揺らされ、ヒヤリとするシーンも見られた。時計が進み、一つのミスが即負けに繋がる時間までもつれたが、そこからのイタリアは強かった。

指揮官であるロベルト・マンチーニは後半にマヌエル・ロカテッリ、マッテオ・ペッシーナ、アンドレア・ベロッティ、フェデリコ・キエーザを投入。この采配が大当たりとなる。

投入された4名はそれぞれ完璧に仕事をこなし、今の流れを継続させるどこから更にギアを上げ、チームを活性化させる。

特にキエーザは前任者であるドメニコ・ベラルディとは違い縦への突破を強みとしており、右サイドで深さを作っていた。それに呼応するように左サイドでのロレンツォ・インシーニェがカットインから何本も惜しいシュートを放っており、オーストリア相手に波状攻撃を仕掛けていた。

延長5分、レオナルド・スピナッツォーラのサイドチェンジを受けたキエーザがトラップで相手をかわし左足を振り抜く。ここまでスーパーセーブを見せていたダニエル・バッハマンもこれには反応できず、イタリアが先制に成功する。そこからは完全にアッズーリが流れを掴んでおり、最終的には2-1で白星を挙げ、ベスト8に進出した。

2点目も途中出場のペッシーナが得点を挙げており、マンチーニの交代策が光ったとともにイタリアの層の厚さを再確認する試合となった。

こういった短期決戦では交代から結果を出せる選手がいる国が強く、イタリアの優勝はこの試合で大本命となったに違いないだろう。

イタリアはベルギー対ポルトガルの勝者と対戦することになっている。

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