蔑ろにしたくない“復活の地” ウェストハムで大逆襲を果たした男はどこへ行く

今季後半戦にプレイしたウェストハムで大活躍を披露したリンガード photo/Getty Images

現在はPSGなどが関心

環境を変えるだけで、人はここまで変わるものなのか。2020-21シーズン後半戦にマンチェスター・ユナイテッドからウェストハムへとレンタル移籍したMFジェシー・リンガードを見て、そのような思いを抱いた人はさぞ多かったことだろう。

マンU在籍時のシーズン前半戦にはリーグ戦での出場がゼロだったにもかかわらず、ウェストハムへ活躍の場を移した後半戦は16試合の出場で驚異の9ゴール5アシストを記録したリンガード。赤い悪魔で忘れられた存在となりかけていた男は、活躍の場を移したことで見事なカムバックを果たしてみせた。このリンガードの逆襲劇には、誰もが驚いたはずだ。

そんなウェストハムで最高の時間を過ごしたリンガードだが、彼がハマーズに戻ってくることはないのか。英『football.london』によると、選手本人に来季もウェストハムでプレイする意思は希薄な様子。それを受け、現在はパリ・サンジェルマンなどが彼の獲得をマンUに打診しているという。

しかし、本当にリンガードはウェストハムに戻らなくていいのだろうか。たしかに、同クラブはいわゆる“強豪”と呼ばれるクラブではない。とはいえ、今季プレミアを6位でフィニッシュしたことからも、彼らに地力があることは明らか。来季もCL出場権争いに絡んでくる可能性は高い。それだけに、同クラブの絶対的主力として、もう少し旅を続けるのはアリなのではないだろうか。PSGなどのビッグクラブでプレイするのもいいが、再び出場機会を失う危険性を考えればウェストハムにとどまるのが無難か。

「リンガードにはPSG移籍の噂も浮上しているけれど、彼に似合うのは間違いなくパリよりもロンドンだ。ウェストハムでは最高のプレイを披露できるし、ファンにも愛されている。どうして残留という選択肢を選びそうにないのか、私には理解できないよ。彼には正しい選択をしてほしいね。ウェストハムでは間違いなく重要な選手になれるだろうが、PSGは巨大戦力を誇っている。移籍すれば、ユナイテッド在籍時と似たようなことになる予感がするよ」(英『talkSPORT』より)

ウェストハムOBの元イングランドFWトレヴァー・シンクレア氏も、リンガードの去就についてはこのような見解を示している。やはり、来季も彼はロンドンの地でプレイを続けるべきなのだろうか。ウェストハムでの成功をキッカケとして、もう一度ステップアップを目指したい気持ちは理解できる。しかし、せっかく見つけた安住の地をあまり軽視するべきではないかもしれない。

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