最高級ではなく“最高”を目指せ? バイエルンの心臓はもう一段階覚醒できる

バイエルンの中盤を支配しているキミッヒだが…… photo/Getty Images

フリックも期待する“次なる進化”

ブンデスリーガのバイエルン・ミュンヘンは、いつの時代も優秀なタレントを数多く抱えるスター集団だ。現在のチームで最も怪物級といえるのは、やはりポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキだろう。負傷の影響で離脱したゲームも何試合かあったなかで、このストライカーはリーグ新記録となるシーズン41得点を達成。今では誰もが認める“世界最強クラス”のタレントとして認知されている。

しかし、そんなレヴァンドフスキに匹敵するほど、バイエルンでの存在感が際立っているのがMFジョシュア・キミッヒだ。ポジション柄、最前線の怪物ストライカーほどド派手なプレイスタイルでこそないものの、同選手は中盤から長短のパスを駆使して優秀なアタッカーたちをコントロール。自ら前線に空いたスペースに飛び込む勇気も兼ね備えており、まさにバイエルンの“心臓”と呼ぶにふさわしい選手だろう。

だが、キミッヒが秘めるポテンシャルをもってすれば、彼はさらにスケールの大きなプレイヤーとなれるかもしれない。すでに右SBや中盤の選手としてワールドクラスの評価は得ているキミッヒだが、“世界最高”を議論する場で名前を聞く印象はない。素晴らしいプレイを披露する選手だけに、そこだけが惜しいところと言えるだろう。今季バイエルンで彼を指導したハンジ・フリック監督も、キミッヒが持つ無限の可能性については次のように語る。

「もしキミッヒが並外れた野心をもう少し正しい方向に向けることができれば、彼は世界最高の選手になれると思うよ。すでにいくつかのポジションでワールドクラスとの評価は受けているけど、そこからさらに一歩前進することができると思う」(ブンデスリーガ公式サイトより)

今でも十分にバイエルンのために尽力しているキミッヒだが、彼はここからもう一つ扉を開くことができるのかもしれない。ブンデス絶対王者の中盤を司る“心臓”に目指してほしいサッカー界の頂点。そうなれるだけのポテンシャルを秘めているからこそ、キミッヒに対する周囲の期待は大きい。

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