ニーム完全移籍を発表した植田直通の選択は正解だ 来季は勝負のシーズンに

来季が勝負の年となるだろう photo/Getty Images

フランスへ移った植田

今冬にベルギーのサークル・ブルージュからフランスのニーム・オリンピックへ活躍の場を移した日本代表DFの植田直通。初の5大リーグ挑戦となったリーグ・アンでの戦いは2部への降格と厳しいものであった。

そんな植田だが、契約に含まれていた買い取りオプションが行使され、完全移籍で2023年までニームに在籍することとなった。

この移籍は良い選択だと言える。ベルギーのクラブでは出場機会はなかったものの、フランスではここまで9試合の出場と冬に加入した選手としては、十分な出場機会を得ている。来季も2部ではあるが、守備陣の中心選手としてチームを昇格させればクラブ内での評価も上がり、他チームから声が掛かる可能性も高くなるだろう。

ここで気になるのは監督についてだ。ニームはシーズンの途中でジェローム・アルピノンを解任しており、暫定監督としてパスカル・プランケが指揮を執っている。プランケには植田の実力は認められているが、新監督が就任した場合、初めから自身をアピールする必要がある。

また、今季71失点とリーグで下から数えて2番目の脆い守備陣にはテコ入れが入るはずだ。植田を完全移籍で獲得したということは戦力として認められているということではあるが、気の抜けないシーズンになることは間違いないだろう。

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