今季初の有観客で歓喜の渦 マンUの新たな“ナンバー7”を確立する34歳

先制ゴールを決めるカバーニ photo/Getty Images

約37mのビューティフルゴール

マンチェスター・ユナイテッドはプレミアリーグ第37節でフラムと対戦。前半に1点を先制するも同点に追いつかれ、ドロー決着となった。今季初めて有観客となったこの試合、サポーターを歓喜させたのはエディソン・カバーニの先制点だった。

マンUは15分、GKダビド・デ・ヘアのロングパスにブルーノ・フェルナンデスがワンタッチでカバーニにパスを出す。すると相手GKの位置を確認したカバーニは咄嗟の判断でループシュートを放つ。ボールはゴールネットに吸い込まれて先制点と奪った。

まさに熟練度の高いプレイだった。非常に難しいゴールではあったが、自らとゴールまでの距離感をつかみ、ゴールへ導くキックを持ち合わせた経験値と技術の高さを見せつけたシーンだった。
この美しいゴールに今季初めてオールド・トラッフォードでマンUの試合を観たサポーターは大きな歓声に湧いた。その中心にいたのがカバーニだ。初めてサポーターの前でプレイしたカバーニだが、すぐさま本拠地へ駆けつけたファンを魅了した。

カバーニはすでに来季の契約更新を発表している。チームでもエースストライカーとしての地位を確立しており、プレミア初挑戦ながら今節で10得点をマーク。来季もマンUの得点源として大きな期待がかかる。加入後、赤い悪魔の伝統の7番を引き継ぐベテランストライカー。過去の7番はサイドアタッカーや中盤の選手が多い印象だが、カバーニは純粋なストライカーとして新たな“ナンバー7”を確立させる。

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