愛媛のエースはナンバー10  藤本佳希が強靭なフィジカルで前線の起点となる

藤本がチームに勝ち点をもたらす(写真はイメージ) photo/Getty Images

琉球戦で同点ゴールを記録

明治安田生命J2リーグの第13節で愛媛FCは敵地でFC琉球と対戦。1点を先制される展開も、セットプレイから藤本佳希がネットを揺らして同点に追い付いた。降格圏に沈んでいた愛媛は2位の琉球から貴重な勝ち点1を手にした。

30分には味方のシュートミスにうまく反応して、ヘディングでコースを変えるものの、枠の上へ外れてしまう。しかし同点に追い付いたのは、愛媛のエースの頭だった。1点を先制された68分、愛媛はCKのこぼれ球からクロスボールを上げると、藤本が見事に合わせてネットを揺らす。このまま試合は終了し、1-1のドロー決着となった。

これが今季3ゴール目となった藤本。昨シーズンは10番を背負いながら、ノーゴールに終わるなど悔しい結果となった。明治大学時代はチームのエースとして活躍した藤本も、今季で27歳となる。強靭なフィジカルを武器に身体を張ったポストプレイで、前線の起点となるFWだ。この試合でも身体の強さを見せつけ、頭でゴールをゲット。愛媛のナンバー10は、エースとして前線からチームを引っ張っていく。

また琉球戦での得点は非常に大きい。今季は失点がわずか8とリーグ最少失点を誇っている。そんな琉球からもぎ取った1点はチームの降格圏から救う勝ち点を導き、自らにとって大きな自信へとつながるゴールとなっただろう。愛媛のエースへ、藤本のさらなる進化に期待したい。

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