チュクウェゼのアクシデントを埋めた“18歳FW” アーセナル戦で見せた才能の片鱗

今後の成長に期待したいピノ photo/Getty Images

前半30分からの出場となったピノ

今季初めには久保建英が加入し、日本でも盛り上がりを見せたビジャレアル。久保は冬の移籍で出場機会を求め別のチームに移籍したが、ビジャレアルはヨーロッパリーグで準決勝まで進出しており、クラブ史上初のEL決勝にあと一歩となった。そんなアーセナルとの重要な一戦でサムエル・チュクウェゼのアクシデントもあり、18歳の若さでピッチに立ったのはジェレミ・ピノだ。

スペイン、ラス・パルマスのユースでその実力が認められたピノはビジャレアルに移籍し、2019年にトップチームデビュー。スペインでは世代別の代表に選ばれており、将来を嘱望されているプレイヤーである。また、久保の退団を加速させたのがピノの台頭だとも言われている。

今季はここまで公式戦で28試合に出場はしているが、そのほとんどが途中出場となっており、まだ成長段階の選手だ。それでもすでに今季は3ゴールを奪っており、短い時間でも点を取れる決定力の高さは評価できるポイントだ。センターフォワードや左右のサイドハーフとまだポジションは固定されていないが、アーセナルとの一戦では右サイドハーフでピッチに立った。

前任者であるチュクウェゼはレフティのドリブラーであり、前線で惜しいシュートを放つなど脅威になっていた。ピノ自身はそこまでドリブルでの好機を生み出せていなかったが、周りとの連携やフリーランでのスペース作りとチュクウェゼには無かった良さを出せていた。プレイの幅といった部分ではピノに分があるだろう。

また、守備でも献身性を見せており、後半29分にはバイタルエリアに進入したトーマス・パルティのシュートに身を挺して防いでいる。この試合に臨む熱量の高さが感じられたシーンとなった。

それでも、攻撃的なチュクウェゼ以上に前線で違いを作れたのかと言えばそうではないため、スタメン奪取は難しいかもしれない。しかし、今後の成長には大きく期待できる選手であるのは確かだ。まだ18歳と若くこれか成熟するピノに注目したい。

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