バルサにとっては“お得意様” ビジャレアルに先制被弾も怯まなかった要因

逆転勝利を果たしたバルサ photo/Getty Images

先制されるも直後に同点弾

リーガ・エスパニョーラ第32節でバルセロナはビジャレアルと対戦。サミュエル・チュクウェゼに先制される展開も、アントワーヌ・グリーズマンが2ゴールで逆転勝利した。危なげなく勝利したバルセロナだったが、選手たちは危機感を感じていなかったかもしれない。それは対戦成績が物語っていた。

試合は27分、チュクウェゼに中央から突破されると最後はGKまでかわされて先制点を決められる。しかし、失点直後にグリーズマンが中央右から相手の背後をとり抜け出すと、GKとの1対1でファーポストめがけた美しいループシュートでネットを揺らし、すぐさま同点に追いつく。

35分には相手のバックパスを奪ったグリーズマンが、この日2点目となるゴールを決めて逆転。後半も試合は動かず2-1でバルセロナが勝利した。失点後すぐに同点、逆転へとつなげていったバルセロナ。余裕も感じられたバルサの選手たちは、相性の良さも意識していただろう。
この日の勝利でバルサは対ビジャレアル戦、過去25試合で19勝6分と無敗をキープ。ビジャレアルに最後に敗戦したのは2007-08シーズンまで遡る。これ以上ない相性の良さが、チームにも余裕を生んだのではないだろうか。

この試合にスタメン出場したジェラール・ピケやセルヒオ・ブスケッツ、ジョルディ・アルバなどのベテラン選手ですら、いまだにバルセロナではビジャレアルに負けたことがない。メッシは2007-08シーズンに出場していたため、今節のメンバーで敗戦を経験している唯一の選手となった。

これまでの相性の良さが、先制されても怯まず戦うことができた要因のひとつかもしれない。長いリーグ戦で上位を維持するには、そういった相性の良いクラブに確実に勝利することがキーとなってくる。

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